前田 千恵(まえた ちえ)

5歳よりピアノを始める。
6歳の時に親の転勤で奄美大島に移り住み、12歳まで蛇味線や島唄 太鼓などに親しむ。
13歳から音楽の道に進むことを考え始め、16歳よりピアノのレッスンに加えてソルフェージュ、音楽理論のレッスンも始める。
九州女子短期大学音楽科ピアノ専攻に進学。卒業演奏会に出演。その後、くらしき作陽大学音楽学部ピアノ専攻に編入学。西日本出身新人演奏会に出演。
卒業後、楽器店に勤める。結婚して鳥取県に嫁ぎ、家業の酪農の仕事を手伝いながら、女性コーラスのピアノ伴奏、ピアノレッスン、小学校の音楽発表会の指導、中学校の吹奏楽指導にあたる。
奄美の自然と島唄が育んだ音楽の根っこ
私がピアノを始めたきっかけは、幼稚園の時に姉のピアノ教室の送迎について行っていたことでした。教室のドアから聞こえてくる音に自然と惹かれ、自分も弾いてみたいと思うようになったのです。
6歳のときに父の転勤で奄美大島へ移り住みました。小学校に入学してからは、奄美の独特な文化に触れながら、蛇味線やチヂン太鼓を使った器楽部に入部。コンクールやマーチング、定期演奏会など、数々の舞台に立ちました。この時期に培った経験は、まさに私の音楽人生の土台となっています。
吹奏楽のパーカッションでリズムに夢中!でも選んだのはピアノ
中学校では吹奏楽部に所属し、パーカッションを担当。その奥深さに夢中になりました。本当はパーカッションで進学したかったのですが、近くに習える先生がいなかったため、ピアノで音楽の道を歩むことを決意。さらに、初めてサックスの伴奏でコンクールに出場したことが、私にとって本格的な伴奏の第一歩となりました。
第一志望に全滅…でもそこから始まった音楽の転機
高校に入ると、音楽理論やソルフェージュなどを本格的に学び始めました。そして大学受験に挑みましたが、志望していた音楽大学にはことごとく不合格。とても悔しく、ピアノをやめてしまいたいとすら思いました。
でも唯一合格した短期大学で、素晴らしい先生との出会いがありました。毎日ひたすら練習する中で苦手だった譜読みも少しずつ克服していき、「音楽ってやっぱり楽しい」と思えるようになりました。
音大では学内のオーディションで通過した人だけが出演できる卒業演奏会というものがあります。努力の成果は卒業演奏会に出演という形で実を結ぶことができ、その後は編入試験に合格し、憧れていた大学に進むことができました。
この経験を通じて痛感したのは、「良い先生との出会いが人生を変える」 ということです。だからこそ今の私のレッスンでは、生徒一人ひとりの気持ちに寄り添い、その子に合ったやり方を一緒に探していくことを大切にしています。
ソロじゃ味わえない!伴奏が教えてくれた音楽の醍醐味
大学卒業後は楽器店に勤めながら、コンクールや演奏会に向けて練習を重ねていました。しかし、自分のテクニックを磨くだけの練習に少し疲れてしまい、一時期ピアノを休んだこともありました。
そんな中、縁あって合唱の伴奏を始め、現在まで15年続けています。合唱は一人ではできません。呼吸を合わせ、声や楽器を重ねる中で生まれる一体感は、ソロにはない特別な喜びでした。

この経験は、小学校の音楽発表会の指導や、中学校の吹奏楽指導に大きく生かされています。「みんなで音楽を作ることの楽しさ」を伝えるのは、私の指導で一番大切にしていることでもあります。
10人家族のにぎやかな暮らしとダウン症の息子が教えてくれた“しあわせのかたち”

プライベートでは結婚して鳥取県に住み、夫、義母、そして7人の子どもたちと賑やかに暮らしています。(10人大家族!)
嫁いだ先は酪農を営んでおり、日々牛の乳絞りの仕事もしながら、合唱の伴奏や小学校の音楽の授業、そして中学校の吹奏楽指導にも携わっています。
一番上の子が中学校の吹奏楽部に入部してからは、一緒にコンクールに向けて伴走しながら、自分の中学校時代を思い出しつつ中学生たちと青春を共有しています(笑)。

また、我が家にはダウン症の息子(6番目)がいて、この子の誕生によって私の子育て観が大きく変わりました。子どもに「ああなってほしい」「こうなってほしい」と願う気持ちは誰にでもありますが、私は「子どもが心も体も元気に生きていることが何より大切で、それだけで十分」と感じるようになりました。
そして、子育てと音楽指導には共通点が多いと感じています。たくさんの子どもを育てる中で培った共感力や寄り添うことの大切さは、これからのレッスンにも生かせると確信しています。忙しい毎日ですが、家族や生徒さんたちとの笑顔あふれる時間を大切にしています。
余談ですが、わたしは昔からおしゃれが大好きで、ファッションのコーディネートについても相談にのることがありますよ~(笑)。音楽だけでなく、見た目も楽しみながら、毎日をハッピーに過ごせたらいいなと思っています。
音楽に限らず、いろんなジャンルのご相談を方々から受けることが多々あります^^お話を聞くことが大好きな私なので、頼りにしていただけることはとても嬉しいです。
できるまで寄り添う、安心の伴走型レッスン
楽器を学ぶことは、単に音を正しく鳴らすだけでなく、
「心の豊かさ」を育むことだと考えています。
私のレッスンでは、音楽表現や正しい奏法はもちろん、
「できた!」という喜びや、演奏することの楽しさを大切にしています。
特に初心者の方にとって最初の壁は、
「楽譜を見ても何をどう弾けばいいかわからない」という不安です。
そんな時も、分かるまで寄り添い、一緒に小さな成功体験を積み重ねていきます。
私のレッスンの特徴を一言で言うなら、
「伴走型レッスン」。
一人での練習が不安な時も、すぐに聞ける・解決できる環境を作ります。
初心者の方、趣味として長く楽しみたい方、
また伴奏やアンサンブルに挑戦したい方も大歓迎です。
あなたの音楽人生に寄り添える存在でありたい

「わたしにもできるかな?」と不安に感じている方もいるかもしれませんが、音楽が“好き”という気持ちがあれば大丈夫です!わたし自身も、今まで音楽を続けてこられたのは、やっぱり音楽が好きだから。
一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、音楽を「楽しい!」と思えるように、心を込めてレッスンしています。音楽の素晴らしさや、音楽によって心が豊かになっていく喜びを、ぜひ一緒に味わいましょう!
音楽が好きなあなた、ぜひはっぴーすまいるみゅーじっくに集まってくださいね!
