こんにちは。
今日は、どうしても書き残しておきたい出来事がありました。
先週、前田牧場で養護学校高等部の実習の受け入れがありました。
(わたしの嫁ぎ先は酪農家を営んでおります(^^♪)
実は、この実習が始まるまでには、少しだけストーリーがあります。
きっかけは、あるお母さんの一言
去年、ダウン症の家族の会で
あるお母さんがこんな話をしてくださいました。
「卒業後の就労先がなかなかなくて…」
その言葉が、ずっと心に残っていました。
ちょうど、我が家のダウン症の長男、るかくんも
いつか同じ道を歩むことになります。
「うちの牧場でも、何かできないかな。」
そんな思いが、心の中に芽生えました。
わからないから、とりあえず動いてみた
でも、障がいのある方を雇用するには何から始めればいいのか
まったくわかりませんでした。
だから、とりあえずハローワークへ行ってみました。
すると、
「養護学校へ直接相談してみるといいですよ。」
と教えていただきました。
そこで知り合いの先生に相談すると、
「ぜひお願いしたいです!」
と、とても喜んでくださり、
まずは実習の受け入れから始めることになりました。
考えているだけでは、ここまで進まなかったと思います。
あの時、一歩踏み出して本当によかった!
初めての実習
今回来てくれたのは、ダウン症のある高等部2年生。
私たちも初めての受け入れなので、
正直、不安もありました。
「どんな作業ならできるかな。」
「安心して過ごしてもらえるかな。」
そんなことを考えながら初日を迎えました。
でも、その心配はすぐになくなりました。
作業はとても丁寧で、
黙々と一生懸命取り組んでくれます。
「こんなこともできるんだ!」
と、私たちの方が驚かされることばかりでした。
忘れられない一言
初日は少し緊張していた様子でしたが、
2日目になると少しずつ笑顔も増え、
お昼休憩にはたくさんお話をしてくれました。
そして、その時にポロッと言ってくれたんです。
「前田牧場は楽しいわ〜。」
その一言をきいた瞬間
何とも言えない気持ちになり、
胸がいっぱいになりました。
”嬉しい”
でも、それだけではありませんでした。
心の奥の方から、
じんわり幸せが広がっていくような感覚でした。
私が作りたかった場所
私がずっと作りたかったのは、
仕事が速い人だけが評価される場所ではありません。
「できる・できない」
だけで人を見る場所でもありません。
働く人が、
「また来たい。」
「楽しかった。」
そう思える場所。
安心して過ごせる居場所です。
だから、
あの一言は、
「その想いがちゃんと届いていたんだよ。」
そう教えてもらえたような気がしました。
また一つ、夢が現実になった日
この一年、
「まずやってみよう。」
そんな気持ちで行動してきました。
ハローワークへ行ったこと。
養護学校へ相談したこと。
ひとつひとつは小さな行動でした。
でも、その積み重ねが、今日の
「前田牧場は楽しいわ~」
という言葉につながりました。
またひとつ、
私のやりたかったことが現実になりました。
これからも、
障がいのある人もない人も、
みんなが安心して、
「ここに来ると楽しい。」
そう思える場所を、
少しずつ増やしていけたらと思います。
そして、、
私は最近、改めて感じています。
「考えることも大切。でも、人生を変えるのは行動。」
勇気を出して一歩踏み出すと、
思ってもみなかった景色に出会えることがあります。
今回の出来事は、
そのことを私自身が教えてもらった、大切な経験になりました。
